あと払いサービス「Paidy(ペイディ)」レビュー。誰でも簡単に使える反面、使いすぎてしまう可能性も。

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Amazonで支払い方法を選ぶ際、選択肢の最後に「あと払い (ペイディ)」というものがあることはご存知でしょうか?ほとんどの人は「見たことある気はする」程度なのではないでしょうか。

あと払いという支払い方法は、ZOZOTOWNが「ツケ払い」を始めたあたりから認知度が高まり、それに合わせて利用する人も増えてきたと言われています。

今回紹介する「Paidy(ペイディ)」はそのあと払いサービスのうちの一つです。知名度はまだ高くありませんが、PayPalの子会社になったこともあり、これから本格的に広まることが予想されます。

この記事では、この「Paidy(ペイディ)」について、サービスの概要や使い方、メリット・デメリットなどを詳しく説明していきたいと思います。

目次

Paidy(ペイディ)について

Paidy(ペイディ)とは、2014年10月に始まったあと払いサービスです。現在はPaidyという名前ですが、当時はエクスチェンジコーポレーションという企業名でサービスを運営していました。

2021年9月にPayPalの子会社になったことを機に、サービス知名度や利用者数が広がり始めました。Amazon、Qoo10、ビックカメラなど大手ECサイトでの導入も広がっています。

企業としても、ゴールドマン・サックス出身の会長、アクセンチュア出身のCEOをはじめとする優秀な経営陣を揃えていて、300億円を超える資金調達(資本金)にも成功。

これからグローバル企業に成長していく雰囲気が全面に漂っています。今後の展開が楽しみですね。

株式会社Paidy 会社概要

Paidy(ペイディ)の使い方

基本設定

まず最初に、App StoreまたはGoogle PlayからPaidyアプリをダウンロード、インストールします。インストールしたら起動し、Paidyの利用を開始(アカウント作成)します。

アカウントの作成に際しては、利用規約を確認して了承する必要があります。広告、マーケティング会社への情報提供も行われるので、気になる方はしっかり確認しておいたほうが良さそうです。

次にアカウント情報を登録します。メールアドレスと電話番号を入れてSMS認証をした後、認証方法と通知設定を行うと基本的な設定は完了です。

Paidyで支払う

実際の使い方について説明します。PCからAmazonで買い物をする時の流れですが、スマートフォンでの買い物や、他のECサイトでもほとんど同じ流れなので、問題なく使えるはずです。

買い物かごに入れた後、支払い確認画面の中にあるここから設定します。最初はPaidyアカウントが設定されていないので、「あと払い(ペイディ)」を選択します。

Paidyに登録した情報と同じものを入力して、次の画面に進みます。氏名を登録していない場合は、本名を記載しておいてください。

ここで改めてSMS認証が必要になるため、携帯電話に届いたコードを入力します。認証が完了すると、支払い方法からあと払いを選択できるようになります。

このまま最後まで確定すれば注文完了です。Amazonからの注文確認メールのほか、Paidyから利用のお知らせメールが届くので確認します。

翌月の1日になると、前月分の支払い合計金額の通知が届くので、指定の方法で入金を行います。

入金が完了すると入金確認メールが届くので、これが届いた時点であと払いは完了です。支払い状況やリマインドがメールとSMSで届きますが、マイページから確認することも可能です。

Paidy(ペイディ)のメリット・デメリット

ここでは、実際にPaidyを使ってみて感じたメリット・デメリットについて説明していきます。

【メリット】誰でも簡単に使うことができる

Paidyへの登録と実際の支払い、どちらも簡単にできます。クレジットカードのようにカード番号を入れて終わりとはいきませんが、実際にやってみると「こんなに簡単なんだ」と思うはずです。

ZOZOTOWNのツケ払いも簡単に利用できることで人気になり利用者が増えました。Paidyに限らず「誰でも簡単に使える」ことは、利用者を増やすための必須条件だと言えるでしょう。

【メリット】メールアドレスと電話番号だけで始められる

ここ数年であと払いサービスはかなり浸透してきましたが、それでもまだ「後払い」にマイナスな印象を持っている人も少なくないはずです。僕も最初は「借金じゃん」と思っていました。

なので、もしサービスを利用したくなっても、できる限り個人情報を登録したくないと思うのです。Paidyを始めるにあたって必要なのは、メールアドレスと電話番号(SMS)だけです。

Paidyを実店舗で使ったり、3回払いをするためにはマイナンバーカードや運転免許証の登録が必要ですが、そこまで必要のない人が使うには、安心できる材料の一つではないでしょうか。

【メリット】キャンペーンでお得に買い物ができる

Paidy利用者全員のメリットではありませんが、Paidyのキャンペーンを上手く使うことによって、欲しいものをお得に買うことができます。

https://paidy.com/campaign/

10,000円利用で1,000円キャッシュバックのようなキャンペーンが定期的に実施されているので、そのタイミングを上手く狙えばお得になる可能性があります。

【デメリット】使いすぎてしまう可能性がある

ツケ払いが始まった時にも問題になりましたが、簡単に使えてしまう反面で使いすぎてしまう可能性があるのは否めません。

Paidyは限度額を設定してない(Q&Aより)ため、「最初は1万円までにしておこう」といったクレジットカードのような使い方をすることができません。

簡単に使えるからといって、何でもかんでもPaidyで払ってしまわないように注意しながら使う必要があります。(そこはカードも同じですが)

【デメリット】クレジットカードで良いのでは?

あと払いを使ったことがない人のほとんどは、支払い方法にクレジットカードを選んでいるはず。僕も基本的に払えるものは全てクレジットカードです。

クレジットカードではなく、あえてあと払いを使う理由を考えてみると、次のような場合が考えられます。

  • クレジットカードを持ちたくない
  • クレジットカードが発行できない(未成年、自己破産など)
  • クレジットカードよりもPaidyで払った方がお得になる

ただ、ECサイト側から見ると話は別です。法人向けサイトのサービス説明を見てみると、「売上金を100%保証する」と書いてあります。

手元にお金がない人、クレジットカードがない人たちが見込み顧客になる上、万が一支払いされなくてもPaidyが保証してくれる。魅力的すぎますよね。

そういう意味では、消費者側ではなく企業側にメリットの大きい決済サービスだと考えるほうが自然なのかもしれません。

Paidy(ペイディ)まとめ

この記事では、ここまでに以下の内容について説明をしてきました。

  • Paidy(ペイディ)について
  • Paidy(ペイディ)の使い方
  • Paidy(ペイディ)のメリット・デメリット

クレジットカードを持っていなくても簡単にあと払いで買い物ができるというメリットがあるので、そういった方にはおすすめのサービスだと言えるでしょう。

一方で、クレジットカードを持っている人に必要なサービスかというと、そうではありません。Amazonの場合だと、マスターカードでポイントを貯めたほうがお得です。

他のECサイトでも、クレジットカードの入会キャンペーンやポイントを使った方が断然お得です。(楽天カードの8,000ポイントキャンペーンなどが分かりやすい例ですね)

とはいえ、買い物をする時々の状況によって最適な支払い方法が変わる可能性も十分に考えられます。そういう時のために、Paidyを選択肢の一つに加えておくと良いでしょう。

興味がある方は、ぜひ一度使ってみてください。

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