Kindle本を読んだりYouTube動画を観たりする時、スマートフォンよりも画面の大きなタブレットで観たいという人は多いのではないでしょうか。
そうなった時に出てくる最初の選択肢はiPadになると思います。ただ、iPadの価格は最低でも39,800円から。なかなか気軽には買えません。
そこでおすすめするのが、Androidタブレットです。
iPadのように「これを買っておけばOK」という機種はまだありませんが、電子書籍や動画視聴であればストレス無く楽しめる「低価格でそこそこ使える」機種が多いのが特徴です。
今回紹介する「ALLDOCUBE iPlay20P」は、コストパフォーマンスがとても高く、重い3Dゲーム以外のことであれば大体満足できる性能を備えています。
この記事では、「ALLDOCUBE iPlay20P」の外観や仕様、販売しているストア、実際に使ってみて感じた良い点や改善して欲しい点について詳しく書いています。
ALLDOCUBE iPlay20Pの概要
外観や仕様
「ALLDOCUBE iPlay20P」は、10.1インチIPSディスプレイを搭載したAndroidタブレットです。4GのLTE通信にも対応しています。詳しい仕様やスペックについては以下の通りです。
メーカー | ALLDOCUBE |
---|---|
シリーズ | T1021P-TAB |
サイズ | 27 x 19.2 x 3.7 cm |
重量 | 830 g |
モデル | T1021P-TAB |
画面サイズ | 10.1 インチ |
解像度 | 1920 x 1200 px |
CPU | Helio P60 8コア 2 GHz |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
カメラ | 2MP/5MP |
SIM | 4G LTE デュアル |
対応周波数 | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 TDS: B34/39 FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD: B/38/39/40/41 |
OS | Android 11 |
次に実物をチェックしていきます。
パッケージの中には、本体に加え、電源アダプターとケーブル、説明書、SIM/SDカードスロット用のピンとごく一般的なもの。説明書は日本語でしっかり書かれています。
- タブレット本体
- 説明書
- USBケーブル
- SIMカードピン
- 5V/2A充電アダプター
表面から見た様子です。ベゼルの幅や質感など特筆する点はなく、ごく普通のタブレットという印象です。
背面にはリアカメラとロゴ、シリアルナンバーの類が描かれています。サラッとした表面とやや丸みのある形状のおかげか、手の馴染みはとても良いです。
電源やボリューム調整ボタンは画面の上部にあります。横から見ると、本体の薄さが目立ちますね。
スピーカーは本体の下部に左右で配置されています。
SIMカードスロットにはSIMカード2枚もしくはSIMカード+SDカードを入れることが可能。専用のピンが付属しているのが地味にありがたいところ。
ACアダプターは、BSY Technologies Co., Ltd.という中国メーカーのもの。
価格や販売ストア
ALLDOCUBE iPlay20Pは、AmazonやAliexpressの直運営ストアで購入可能です。楽天市場やヤフーショッピングでも購入できますが、代理店を経由しているため価格はやや高め。
価格は16,000円~20,000円の間でばらつきがありますが、Amazonの16,915円(4/6時点)が最も安いため、買うならAmazonがおすすめです。
ALLDOCUBE iPlay20Pのレビュー
AnTuTuスコアは21万点で必要十分な性能
全体的なパフォーマンスをAnTuTu v9.3.2で検証しました。
全体のスコアは21万点で電子書籍、動画、事務作業といった日常使いなら何も不自由を感じないスコアです。GPUスコアはやや弱め。バッテリーの発熱も心配する必要は無さそうです。
高解像度+大画面で雑誌や動画を快適に閲覧できる
10.1インチのフルHDディスプレイ環境のおかげで、電子書籍や動画の閲覧は非常に快適です。
メモリ容量も6GBと多いので、他のアプリを複数起動していても重さやモタつきを感じることはありません。
メモリが2GBや3GBぐらいの端末だと一旦他のアプリを終了させないと重くて使い物にならないといったことが多々あります。AmazonのFireタブレットなどはその傾向が強いです。
そういう意味だと、とにかくゲームを遊びたい!という人以外は、CPUやGPUのスペックよりメモリ容量の多さを重視したほうが良いと思います。
3Dゲームも遊べるが低画質モード以上だと厳しい
ベンチマークスコアを見るとGPUの弱さが目立っていましたが、実際にプレイしてみた時の感想もまさにその通りでした。描画能力、特にフル3Dで遊ぶゲームは苦手のようです。
とはいえ、最近のゲームはグラフィックの画質を調整できるものが増えているため、低画質にしておけばあまりストレスを感じることなく遊ぶことはできます。
▼原神のプレイ画面。低画質モードであれば普通に遊べる。
▼ROBLOXのプレイ画面。こちらも低グラフィックモードなら普通に遊べる。
特に原神などオープンワールド系RPGはグラフィックの美しさが売りだったりするので、ちゃんと遊びたいならPC版かよりスペックの高いiPadシリーズで遊んだ方が良さそうです。
ALLDOCUBE iPlay20Pはこんな人におすすめ
ALLDOCUBE iPlay20P は、1万円台の価格ながらも6GB RAM、128GB ROM、フルHD液晶、4GB LTE通信といった普段使いのための機能が詰まったタブレットです。
バッテリー容量の大きさ重量がやや重いというデメリットはあるものの、自宅のエンタメ用タブレットとして使うにはかなりおすすめの製品だと言えるでしょう。
SIMカードを差し込めば外出先でも通信できるので、カバーとキーボードを一緒に持ち運んで簡単な事務用マシンとして使うことも十分可能です。
iPadとカバー、キーボードをセットで購入すると5万円以上はすることを考えると、かなりコストパフォーマンスの高い組み合わせではないでしょうか。
ALLDOCUBE iPlay20Pのレビューまとめ
この記事は「【ALLDOCUBE iPlay20Pレビュー】電子書籍や動画視聴におすすめのAndroidタブレット」について書きました。
ALLDOCUBE iPlay20P は、iPadのように全てが完璧なタブレットではありませんが、僕のように電子書籍や動画メインの人には確実に刺さる機種です。
自宅でリラックスタイムで使うのも良し、(少し重いですが)SIMを挿して外での軽作業で使うのも良しと幅広い用途に使える1台だと思います。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。