職場や自宅で作業をする時はいつもデュアルモニターなのですが、外出先で作業をする時はノートPCの画面だけ。不便だなと前々から思っていました。
今回、思い切ってDragon Touchというメーカーの15.6インチモバイルモニターを買いました。デザインも良く、価格も控えめ、口コミ評価も良さそうだったので、これを選んでみました。
結論から言うと、口コミの通り十分満足できると思いました。性能もこの価格にしてはかなり頑張っているなと。仕事だけじゃなくゲームにも使える点からも、コスパは高いです。
実際に1ヶ月間ほど使ってみたので、良い点やイマイチな点、時々感想も交えながらレビューしていきます。
- 1万円台で変えるモバイルモニターが欲しい
- PC、ゲーム機どちらにも接続して使う
- 仕事などで外に持ち運んで使いたい
Dragon Touch S1の外観・スペック
Dragon Touch(ドラゴンタッチ)は、2011年に設立された米国のタブレットPCメーカー。1万円台という手頃な価格もあって、日本でも売れているようです。
残念ならが日本ではまだ発売されていませんが、フォトフレーム・アクションカメラ・ベビーモニターといった製品も海外では発売されています。
今回のモバイルモニターS1も、タブレットの経験を活かした商品のうちの1つ。価格・性能・使い勝手のバランスが取れた機種になっているのは間違いないでしょう。
というわけで、早速中身のチェックに移ります。
パッケージの中身は、本体・ケース・電源ケーブル・コネクタ類・説明書・保障カード。必要なものが一通り揃っているといった感じでしょうか。
説明書は違和感のない日本語で書かれています。とても丁寧で分かりやすい。
本体を正面から写した写真。4mmという短いベゼル幅からか画面が大きく感じますね。ボタンやロゴなども極力目立たない場所に配置してあって、なかなか格好良い。
背面はメタル仕上げ。光沢を抑えてあって、手脂や汚れ、傷は目立ちません。両側にはスピーカーとカバーを固定するためのビス穴があります。
正面から向かって左側に4つのポートがまとまっています。一箇所に固まっているため、PCの置き場所やコンセントの場所は気をつける必要がありそうです。
仕様・スペックは以下の通り。
パネルサイズ | 15.6インチIPSパネル |
モバイルモニター重量 | 670g |
解像度 | 1920 x 1080px |
色域 | 72% sRGB |
コントラスト比 | 1000:1 |
周波数 | 60 Hz |
輝度 | 270cd/m² |
入出力端子 | Mini HDMI、Type-C x2、Micro USB |
Dragon Touch S1レビュー
意外と軽い。持ち運びの際はリュック推奨。
最初に本体を持ったとき、画面が大きいけど意外と軽いなと感じました。本体とカバーで1kgほどなので軽量とは言いませんが、ズシッとくるほどは重くありません。
旅行や外出先に持ち運ぶ時は15インチ以上のPCが入るリュックを推奨します。ブリーフケースやトートバックに入れることもできるのですが、手がめちゃくちゃ疲れます。
仕事用モニターとしての画質は文句なし。
仕事用のサブモニターとして使っていますが、今のところ画質に対する不満は全くありません。ドット欠けも見当たらず、発色も自然で鮮やかだと感じます。
僕は持ち運ぶ前提で買いましたが、もう1台オフィス用に買おうかと考えています。置くスペースが限られている人は、普通にサブモニターとして使っても問題ないでしょう。
細部まで調整できるが、操作が分かりづらい。
画面設定は項目数が多く、かなり細かく調整することが可能。据え置き型モニターのように輝度やコントラストをのほか、色合いや色音、カラーエフェクトも設定できます。
細かく設定できる反面、操作が分かりづらい点がマイナス。画面下部にある3つのボタンを使って設定するのは少し面倒。ボタンを増やしてもう少し直感的に操作できるようになると嬉しいですね。
動きの多い映像でもストレスは感じない。
僕がモバイルディスプレイを買ったもう一つの理由として、ゲーム機につなげて使いたいというのがありました。大きなテレビで遊ぶほどではないときに、ちょうど良いサイズなんですよね。
実際に遊んでみたところ、ちょっとだけブレている感じがあるもののストレスなく遊ぶことができています。この薄さにしては音も悪くなく、ゲームをしっかり遊びたい人にもおすすめです。
スリープモードから復帰する時に時間がかかる。
これは僕だけの現象かもしれませんが、スリープモードに入って復帰させる際、そのままPC側のスリープを戻しても連動して戻ってくれません。
一度ケーブルを抜き差しすると問題なく復帰するのですが、これが仕様だとすると厄介すぎます。もしかしたら不具合かもしれないので、問い合わせてみようとは思いますが・・・
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 本体は薄くベゼル幅も狭い。シンプルでスマートな外観。
- 意外と軽い。持ち運びの際はリュック推奨。
- 細部まで調整できるが、操作が分かりづらい。
- 動きの多い映像でもストレスは感じない。
- スリープモードから復帰する時に時間がかかる。
ディスプレイとしての性能に問題もなく価格も1万円台とお手頃ですが、ポイントなのは「コンパクト」「持ち運び可能」の2点を重視するかどうかです。
単純にサブモニターが欲しいだけの人であれば、21~23インチのディスプレイが1万円台前半で買うことができるので、そちらを買ったほうが良いのは間違いありません。
このモバイルモニター以外にも、より小さなサイズのものだったり選択肢は増えているので、興味がある人は一度調べてみると良いかもしれませんね。