こんにちは、コデログ(@kodelog_me)です。
ワイヤレスイヤホンも日々進化しているようで、Bluetoothのバージョンも気づけば5.2が標準になりつつあるようです。
僕がいつも使っているワイヤレスイヤホンはBluetooth5.0のものばかりなので、そろそろ5.2に切り替えようかと思っていました。
そんなわけで今回は、Bluetooth5.2の性能を試すために以前から気になっていたEarFun Free Proを購入してみました。
Bluetoothのマイナーバージョンアップだし違いはそこまで感じられないかなと思っていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。
EarFun Free Proの概要
EarFun Free Proは、中国の深セン市に本社を置くオーディオメーカーにEarFunが販売しているワイヤレスイヤホン。
Bluetooth 5.2、4マイク、IPX防水、ノイズキャンセリング、外音取り込みといった機能が余すことなく搭載されている点が特徴です。
EarFunは日本での馴染みが薄いものの、2018年に誕生して以降、多数の賞を受賞してきている勢いのあるメーカー/ブランドです。
ヘッドホンやスピーカーといった小型デバイスに注力していて、Webサイトからはその強いこだわりを伺い知ることができます。
EarFun Free Proのパッケージ内容
基本的には他のワイヤレスイヤホンと似たパッケージ内容になっていますが、外側のカバーも付属品として入るのは珍しいです。
- 本体
- 収納ケース
- USBケーブル(Type-C)
- イヤーパッド3セット
- イヤホンカバー2セット
- 説明書
説明書はもちろん日本語対応。対応しているどころか、日本のメーカー並に細かく丁寧に説明が書かれています。
あまり目立たない部分ですが、こういう細かな部分がしっかりしてあると「次もこのメーカーにしようかな」と思っちゃいますよね。
EarFun Free Proのスペックと機能
ワイヤレスイヤホンとしての必要機能に加えて、技術的な改善によって全体的に仕様スペックが向上しているのが特徴的です。
主な機能
- ノイズキャンセリング
- MCSync技術による安定した接続性能
- 低遅延モード
- ワイヤレス充電対応
- 音声アシスタント
スペック
サイズ | 67mm x 25mm x 31mm |
重量 | 約42g(充電ケース+イヤホン) |
バッテリー容量 | 50mAh x 2(イヤホン) 400mAh(充電ケース) |
連続再生時間 | 最大7時間(イヤホン) 最大32時間(充電ケースあり) |
充電時間 | イヤホン本体約1.5時間 充電ケース約2時間 ワイヤレス充電3.5時間 |
USB充電コネクタ | USB Type-C |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC、AAC |
最大通信距離 | 約15m |
防水規格 | IPX5(生活防水程度) |
EarFun Free Proの外観
外観はケース、本体ともにブラックということもあって、特に目立ったところはありません。至ってシンプル。
ケースの底まできちんとした塗装がしてあり、高級感はあります。真っ黒ではなく少しメタリックな塗装にしてある点は好感度高いです。
本体はかなりコンパクト。持った時もほとんど重さを感じません。脇にはマイク穴が2箇所あります。ロゴも控えめ。
左右で間違わないようにLRの文字が入っていますが、暗いところだと分からないかも。ただ本体が小さいのでこれ以上の印は無理かな。
パッと見は「ごく普通」ですが、細かい部分まで作り込まれていて質感はとても高いものを感じました。
EarFun Free Proレビュー
ノイズキャンセル性能が抜群に高い
EarFunのWebサイトには次のように書いてありました。
アクティブノイズキャンセリング技術を採用し、 外向きのマイクが外部のノイズを検出し、 ダイナミックドライバーが正確なアンチノイズ信号を生成します。 最大28dBのノイズキャンセリング効果を実現し、EarFun Free Proを使用することで、静けさと純粋さを体験できます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-free-pro-anc-true-wireless-earbuds-black
このイヤホンは遮音性が高いのでノイズキャンセリングを実感できないかなと思っていましたが、それでも十分すぎるほど感じました。
上手く伝わらないと思うので、数字で表現してみます。テレビの近くで音楽を聴いている状況をイメージしてみて下さい。
- テレビの音量:100
- 音楽を聴きながら聞こえるテレビの音:50
- ノイズキャンセルON:20
- 外音取り込みON:70~80
流石にヘッドホンまでとは言わないですが、ワイヤレスイヤホンでこれだけの遮音性が出せたら十分だと思います。
長いバッテリー持続時間こそ正義
イヤホン本体だけで7時間持続するのはBluetooth5.2のおかげなのでしょう。ほぼスペック近い時間バッテリーが持ちます。
音や防水性能を重視する人も多いですが、僕個人はバッテリーの持続時間がワイヤレスイヤホンに最も大切なことだと思っています。
ケースを入れると30時間以上持つので、通勤時間に使う人なら1週間は充電しなくても大丈夫でしょう。
当然のように音が良い
音の遅延や接続不安は全くありません。カバーを開けた瞬間にBluetooth接続が行われてすぐ聴ける状態になります。
音はオールマイティーなタイプです。バス、ドラムはしっかり鳴らしつつ、こもりの少ない伸びやかな中高音を出してくれます。
中でも得意なのは中高音でしょう。アコースティックメインの曲や女性アーティストの曲は相性が良いと思います。
ケース操作が多いのは少し面倒
ほとんど完璧なEarFun Free Proですが、個人的に気になったのは電源ON/OFFをケースで行う点です。
多くのワイヤレスイヤホンは本体側の操作で電源をON/OFFします。これに慣れていると僕のように面倒だと感じるかもしれません。
着脱のたび充電ケースに入れておくだけなのですが、使わない時はできるだけケースもしまっておきたいのです。
ということで、ぜひボタンを着けて欲しいです。EarFunさん、よろしくお願いしますね。
EarFun Free Proレビューまとめ
ここまでが、EarFun Free Proについてのレビュー内容です。簡単にサマリーしてみると次のようになります。
- 十分な機能を備えている
- 高い質感の本体とケース
- 高いノイズキャンセル性能
- バッテリー持続時間が長い
- 音質が良い
- 本体の電源ON/OFFが少し面倒
欠点らしい欠点もなく、かといって平凡ではなくしっかりとした存在感のある面白いイヤホンだと思います。
これから新しいイヤホンを探そうしている人がいたら、ぜひ購入候補に入れて貰えると嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。以上、コデログ(@kodelog_me)でした。