ここ最近、毎週のように知らない番号からの着信が残るようになりました。1回や2回ならそのまま無視していたのですが、回数が増えてきたので調べてみると、どうやら特殊詐欺の疑いがある着信のようでした。
今回、そのような疑いがあるということで、今後同じような不審な着信があった場合の見分け方や、着信しないような対策方法を調べてみました。同じような着信が増えて困っているという方がいれば、参考にしてください。
国際電話番号の特殊詐欺が増加中。こんな番号に注意!
不審な国際電話番号からの着信については、日本中で増加しており問題になっています。警視庁からも注意喚起の案内が出ており、「+1」や「+44」といった番号には注意が必要とのことです。
実際に私の着信履歴を見てると、非通知はもちろんのこと、「+18」「+19」「+67」「+69」といった番号が残っています。3~4月は「+1」が多く、5月に入ってから「+6」が増えてきたように感じます。
「+1」から始まる番号はアメリカ合衆国・カナダ、「+44」はイギリス、「+6」は東南アジア、南太平洋、オセアニアの番号ですが、実際の発信元かどうかは定かではありません。
こういったAmazonで買えるSIMを購入するだけで現地の番号を入手できる(この場合はイギリスのmanx telecomなので、+44番号)ので、今まで以上に簡単に悪用できるのかもしれません。
不審な番号の見分け方と対策
着信があった際に、不審な番号かどうかを見分けることができれば一番ですが、現時点で確実な方法というのはありません。ただ、次の2つの方法を組み合わせることで、おおよそ見分けられるはずです。
①電話番号を検索する
着信があった番号を検索エンジンやSNSで調べることで、番号の詳しい情報が見つかる可能性があります。知らない番号からの電話は取らず、まず調べるようにすると安全です。
電話番号で何も出てこない場合は、「電話番号の上1桁や2桁(+1や+18といった数字)+知らない番号」といったキーワードでも調べてみることで、より広く情報を集めることができます。
②スマートフォンのスパム電話機能を有効にする
スマートフォンには、今回のようなスパム電話をブロックしてくれる機能があります。iOS、Androidどちらにも備わっている機能なので、もし無効にしている場合は有効にしておきましょう。
この機能が全ての不審な電話を防いでくれるわけではありませんが、着信の際に何度か「不審な電話です」といった表示を見かけたことがあるので、一定の効果はあるのだと思われます。
不審な番号から着信があった際に、最も防ぎたいのは「この番号、どこからの着信だろう。掛けなおしてみるか」となって、折り返しの連絡をしてしまうことです。
それを防ぐには、次のことをやるのが効果的です。
①知らない電話番号には絶対に出ない
これが大前提です。知らない電話番号には絶対に出ないこと。また、発信元情報が分からない場合は、折り返しの電話もしないこと。これを徹底するだけで、何らかの被害を受ける可能性は下がります。
本当に重要な要件の場合は、同じ番号から何度も着信があるはずです。また、電話だけではなくメールやSMSでも連絡が入るはずなので、最初の電話に出ないことのデメリットは無いと言っても良いはずです。
②電話番号をブロック・迷惑電話として報告する
スマートフォンの通話アプリには、指定の電話番号をブロックする機能や迷惑電話として報告できる機能が備わっています。着信があったら、これらの機能をすぐに使いましょう。
同じように、非通知番号からの着信を拒否することで、より不審な着信の回数を減らすことが可能になります。iOS・Androidどちらも、通話アプリの設定から可能です。
ただ、こちらの設定をしてしまうと、事情があって非通知の着信になっているものも、全て着信拒否になります。設定前に、非通知番号でかけてくる発信元がいないか、確認しておいたほうがよさそう。
まとめ
この記事では、不審な国際電話番号からの着信について、不審な番号の見分け方と着信への対策について書きました。
この内容で全ての不審な電話を防げるわけではないのですが、確実に回数を減らすことは可能です。電話の回数が減れば、当然被害に会う可能性も下がります。
今回の電話に限らず、メール・SMS・SNSなど、ありとあらゆるもので日々詐欺行為が行われています。普段から意識しながら、自分でできる範囲の対策はしっかりやっておきたいですね。