仕事で集中したい時、イヤホンで音楽を聴きながら作業をする人は多いと思います。でも、イヤホンって長時間着けていると耳が痛くなるんですよね。
リモートワーク歴が長い友人にその話をしたところ「密閉型のヘッドホンが良いよ」とのことだったので、早速楽天で探して買ってみました。
今回買ったのは、OneOdioのPro10というヘッドホン。買ってから3週間ほど自宅で使ってみた感想をレビューとしてまとめてみたので、参考にしてみてください。
- 低価格の密閉型ヘッドホンを探している
- メーカーよりも性能やコスパを重視している
- 楽器やスタジオ収録などでの使用も考えている
OneOdio Pro10の外観・スペック
OneOdioは香港に本社を置くオーディオメーカーです。日本では聞き慣れない名前ですが、10年以上の歴史があり世界中で販売実績のあるメーカーです。
DJやモニターで使える高音質ヘッドホンが主なラインナップ。音にこだわりながらも手頃な価格を実現している点から多くのユーザーに支持されているようです。
では、さっそく商品をチェックしていきます。
パッケージの内容は本体・ケーブル・説明書・収納用の袋という一般的なもの。袋は革のような頑丈な素材なの持ち運ぶ際にも安心です。
- ヘッドホン本体
- ヘッドホン収納袋
- 説明書
- 3.5mmジャック用ケーブル
- 6.3mmジャック用ケーブル
イヤホンジャックは本体下部にそれぞれ配置されていますが、本体に光沢があるためか穴の大きさほどは目立たないように見えます。
全体的に落ち着いたトーンですが、差し色がうまく使われていて、引き締まった印象があります。イヤーパッド部分は柔らかく、触り心地が良いです。
説明書は日本語対応です。誤植らしき箇所がありましたが、日本語自体に不自然な部分はないので、日本語でのサポート体制も問題なさそうです。
仕様は以下の通り。接続方式は有線のみ対応しているので、無線で接続したい人はFusion A7など別シリーズのものを選ぶ必要があります。
種類 | 有線 |
ジャック | 3.5mm、6.35mm |
可動域 | 左右90°上下180° |
用途 | DJ/モニター/音楽鑑賞/楽器練習/通話 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20KHz |
OneOdio Pro10レビュー
ここからは、実際に使ってみた感想のまとめです。
繰り返しになりますが、僕の主な用途は「作業中に音楽を聴く」「Web会議で使う」の2点です。DJやモニター用として使ってみた感想ではないので、ご注意ください。
高い質感と価格の絶妙なバランス
モノトーン調の落ち着いたデザインで、高級感があります。見た目だけではなく質感も良く、作りもしっかりしていると感じました。
このPro10の価格は約3,500円ですが、2,000~3,000円の他メーカー品と比べると、価格差以上に品質の違いを感じるため。コスパは高いです。
長時間使っても耳が痛くならない
ヘッドバンドとイヤーパッドどちらの作りもしっかりしています。直接触れる部分の素材も柔らかく、頭と耳をしっかりとホールドしてくれます。
2~3時間と長時間連続で使っても、耳が痛くなったりしたことは一度もありません。イヤーパッドが大きめなのも理由の一つかもしれません。
可動域が広く持ち運びにも便利
DJが片耳でモニタリングできるように、可動域が左右90度と広く設定されています。ヘッドケースは上下180度まで動くので片耳だけで聞くことも可能です。
この機能面での利便性だけでなく、折りたたんで小さくなるのが個人的にはありがたいです。半分ぐらいの大きさになるので、バッグに入れることができて便利です。
低音やボーカルが引き立つ強めの音
クラシックやヒーリングミュージックなど、幅広いジャンルの曲を一通り聞いてみました。どうやら、繊細で高い音よりは力強い低音がメインの曲が得意なようです。
ポップスやロック、フォークソングのように低音やボーカルの力強さを感じられる曲だと相性が良さそうです。高音もしっかり出るのですが、低音に比べると弱さを感じます。
パーツの細部の仕上げにやや甘さも
全体的な仕上がりはとても良いのですが、細かい点を見てみると気になる点もあります。例えば、このようなパーツ部分の汚れといった部分です。
アジャスターの部分にグリスが入っていたのか、アームを伸ばすと汚れた部分がいきなり目に入りました。実害はないのですが、ちょっと残念な気持ちになりますよね。
商品によって状態が違うかもしれないため一概にこうだとは言えませんが、こういった点もきちんとできるようになれば言うことなしかなと思います。
まとめ
ここまでの内容をまとめると、次のようになります。
- 質感が良く高級感のあるデザイン。低価格帯の商品とは価格差以上の質感の差
- 頭と耳をしっかりホールドしてくれるので、長時間使っても耳が痛くならない
- 可動域が広いためDJのモニタリングに使えるだけでなく、持ち運びにも便利
- 低音やボーカルが引き立つ強めの音が得意。高音も出るが低音に比べて弱め
- パーツの一部に汚れがあるなど、細部の仕上げについては甘い部分がある
高音にやや弱さがあるぐらいで、全体としての使い心地は非常に良いと感じました。音楽を聴きながら作業をしたり、オンライン会議をする分には、何一つ問題はありません。
高音については、しばらく使うことでエージングされ音が改善される可能性もあります。一ヶ月後には高音もよく響くようになっているかもしれません。(その場合は、記事を更新します。)
価格と性能のバランスの取れた、良い製品だと思います。コスパ重視の方にもおすすめです。